かわさきロボット競技大会出場レポート
NEXT+α 2014年かわロボ一応リーダー Dojiron
さて、若者のものづくり登竜門と呼ばれているかわさきロボット競技会(通称かわロボ)に我々NEXT+αは初参加してきました!
今回は初年度ということで色々と苦労が絶えない年になりました…。
1. 立ち上げから設計製作まで(結成~2014年6月)
我々NEXT+αは、立ち上げ当初の目標として”かわロボ優勝”を目標としてロボットを作っていくとの方針を立てていました。
ですが、全員ロボットを製作したことはあっても、かわロボに参加したことのあるメンバーはおらず、一からマシンを考えていくこととなりました。
相手をひっくり返すロボットと相手を押し出すロボットの二台を作製していくことにしました。
タイプの違う二台を作ることによって練習相手ともなりますし、対応策を考えることにつながるとも考えたからです。
設計製作は大学生メンバーが主に行いました。
2. ようやくロボット完成!(2014年7月)
7月中旬にロボットの機構部が完成して、回路担当者のえいすーだが2週間で回路を作ってくれました。
脚の部分に不具合がありましたが、設計者、製作者が不在の中でもってぃがなんとかしてくれ、ある程度の動きができるようになり、大会1週間前でようやく完全に動くようになりました。
大会出場マシン(BFL-1)はこのようになんとか完成したのですが、もう一台の方は結局回路を作製する時間がなく、大会前には完成しませんでした。
3. 大会前日… そして当日!(2014年8月)
大会前日、とりあえずロボットが完成し安心しきっていた私は東京出発前の準備をしながらツイッターを見ていました。その時こんなツイートを発見しました。
注意。
本日、実機審査会で使用禁止のモーターを付けている機体が複数ありました。
審査時、大会中に使用を発見した時点で失格となります。
再度、モーターの確認をお願いします。
※380の模造品。 pic.twitter.com/TRPHltFflF
— かわさきロボット競技大会 (@kawasaki_robot) 2014, 8月 22
あれ?これどっかで見たことがあるなと感じ、机の引き出しを引き出すとそこには同じモーターが…というわけで早速メンバーに連絡しロボットに使っているモーターがどんなものか確認してもらいました。
すると・・・ビンゴでした。
ですので、東京在住のメンバーに頼んでギアとモーターを買ってもらい、その晩モーターを付け替えるように頼みました。
しかし、ギアをモーターに取り付けるための道具が皆無であったため、一晩中、出場メンバーの二人(操縦者含む)と東京在住メンバーは寝ずに作業し、私ともう一人のメンバーも大して眠れず平均睡眠時間1時間で大会に臨むことになりました。
さて翌朝到着した私は、もう一人のメンバーと共に一晩中作業していた二人のもとへ急ぎました。
マシンはとりあえずモーターの取り付けも終わっており、大会には出場できる状態にありました。とりあえずフラフラの状態で大会会場にレッツゴー。
到着した時間は既に9時前。
直ぐに受付に走り、最後の審査まで行きましたが、後からの色々な改造によってアームの上がる高さが足りないことが判明し、その場で修理しました。
そこでなんとか審査条件をクリアし出場できないという事態は避けられました。
その時点で大会の開会式も終わっていたので、控室へ行く時間もなく第一試合を迎えました。
最初の試合で試合前にロボットを動かしているとき、あれ?これ足短すぎて段差登れなくね・・?ということに気付き、急遽、リングにでてすぐの円盤の上で待ち伏せして敵がきたところをひっくり返そうという作戦で行くこととなりました。
そして第一回戦。相手がゆっくりと近づいてきたところにアームを伸ばし、上手く相手をひっくり返すことができました!(写真は安堵する操縦者のナベクロ)
とりあえず控室へ向かったのもつかの間、直ぐに二回戦に呼ばれ、会場へ。
相手のロボットもBFL-1と同じように相手をひっくり返すようなタイプのロボットだったので、相手の正面の板の下にいかにしてアームを差し込むかの勝負となりました。
時間も終わりかけの頃、勝負をしかけて接近したところ相手のマシンの板が足元に入ってしまい、重量制限ギリギリだったBFL-1はひっくり返されることはありませんでしたが、そのまま押し出されてしまい、敗退しました。
敗者復活戦があるため、その後3時間ほど待ち時間があり、我々メンバーは前日と当日朝の疲れもあり控室で迷惑ながら死んでいました…。
(大会出場メンバー4名(椅子:ナベクロ、床:奥からもってぃ,私,えいすーだ))
結局敗者復活戦でも惜しい場面もありましたが、相手の上手い操縦にやられ、破れてしまい、結局1勝のみとなりました。
もう少し練習時間がとれれば、という面が多く悔しい敗退でした。
大会会場では出店している企業さんや他の参加者の方と話す機会もあり、様々な人が参加している大会だな~と感じました。また大会自体の雰囲気も感じることができました。
(下は当日集まったメンバーと集合写真)
現在、反省会を経て来年度のかわロボにも参加すべく活動を再開させています。
来年こそ、二日目も戦えるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
それではまた来年川崎市で!(大会会場とえいすーだ)